毎日忙しすぎて、疲れているのが当たり前になっていませんか?

でも、本来なら「疲れ」は眠るとリセットされるはず。

回復できない慢性疲労なら、肝臓に原因があるかもしれません。

ここでは、肝機能低下による“だるさ”や“倦怠感”といった「疲れ」の原因と、

その改善策について詳しくお伝えしています。

症状としての「疲れ」

厳しい社会生活の中、疲れていない人の方が少ないと言われるほど、

私たちにとって日常的になってしまった“疲れ”。

「疲れやすくなった」「体がだるい」「疲れが抜けない」といった

体の不調を感じている人も多いことでしょう。

こういった不調を感じていても、熱など他の症状がなければ、

「忙しいから」「年をとったから」と理由をつけて、

ついついそのままにしていませんか?

でも、それはとても危険なことかもしれません。

実は、「疲れ」は肝臓に異常が起きた時に一番多い症状なんです。

肝臓は「沈黙の臓器」「サイレント・キラー」と呼ばれるほど、

病気になっても自覚症状が出にくい臓器です。

そんな肝臓の小さな悲鳴の1つが全身倦怠感…いわゆる「疲れ」の症状なのです。

例えば、

  • 慢性的に疲れている(だるい)
  • 寝ても疲れが取れず、寝覚めが悪い
  • 食後に強烈な眠気に襲われる
  • 疲れやすくなった

などを感じる場合は、肝機能が低下しているのかもしれません。

単なる疲労と決めつけず、肝臓にダメージを与えていないか考えてみましょう。

 

肝臓へダメージを与えることとは?

まず思い当たるのが「飲酒」ですね。

アルコールは体にとって毒以外の何ものでもありません。

そこで、肝臓はアルコールを無害化しようと必死で働きます。

その上、分解過程で発生する“活性酸素”によって細胞が損傷を受けてしまいます。

 
しかし、肝臓に負担を与えるのは飲酒だけではありません。

「食べ過ぎ」も肝臓を働きづめにさせてしまいます。

これは、肝臓が栄養素の代謝を行う器官だからです。

休みなく働かせることが肝臓の疲れにつながるわけですね。

 
こうした飲食物以外にも肝臓の細胞にダメージを与えるものがあります。

それは「ストレス」。

精神的なストレスは体内の活性酸素を増加させることが知られています。

活性酸素は強い酸化力で肝細胞やその中のDNAも傷つけてしまい、

機能できなくしてしまうのです。

同じように喫煙も活性酸素を増やすことがわかっています。

 
肝臓は体内の化学工場ともいわれる器官ですから、処理するべきことが山のようにあります。

まるで、残業に明け暮れる会社員のようですね。

日常的に肝臓を酷使したりダメージを与え続けていると、

肝臓も疲れ果て、機能が低下していってしまうわけです。

 

肝機能低下による疲労の原因

では、肝機能の低下がなぜ「疲れ」として現れるのでしょうか。

その原因は、肝臓が行わなければならない化学工場としての仕事が滞るため、

合成されるべき物質が不足したり、分解されるべき物質が増加したりするからです。

その結果、別の器官の働きが正常に行われなかったり、

有害な物質が体内に残ったりするために、

こうした異常を疲れとして感じるようになるのです。

 
それでは、肝臓が機能しないとどのような弊害が起こり、

疲れの原因となっていくのでしょうか?

肝臓の重要な働きを3つ取り上げて、もう少し詳しく説明しましょう。

代謝

肝臓は私たちが食品として摂取した「炭水化物」「脂質」「タンパク質」を

エネルギーに変えたり、保存したりする働きをしています。

エネルギーはすべての生命活動に必要ですから、エネルギー不足は疲労に直結しますね。

そのため、肝臓では体内で最も利用しやすいエネルギー源である「ブドウ糖」が、

各細胞で利用できるように血液中の量を調節しています。

そして、ブドウ糖が余ると肝臓はグリコーゲンという物質に変えて貯蔵します。

しかし、暴飲暴食によってブドウ糖が過剰になりすぎると、

肝臓はこれを「中性脂肪」として蓄え始めます。

肝臓は常にフル稼働で余力がなく、

さらに肝細胞は中性脂肪に満たされ「脂肪肝」へと変化し機能は低下していきます。

 
そして、肝機能が低下すると、

肝臓での「胆汁酸の合成」がスムーズに行われなくなり、胆汁酸が減少していきます。

胆汁酸は腸で水に溶けない栄養素、例えば脂肪酸や油溶性ビタミンなどの吸収を行っています。

油溶性ビタミンは骨の合成に関わったり、化学反応を促進させたりする働きのほか、

ビタミンAやビタミンEのように抗酸化作用を持つものもあります。

肝臓は有害な活性酸素が多く発生する場所なので、

これによって細胞が損傷を受けることも多いのですが、

抗酸化物質があると、そのダメージから守ってくれます。

ですが、油溶性ビタミンの吸収阻害が起きると、これらの作用も十分ではなくなってしまい、

さらに肝臓がダメージを受けるという悪循環に陥ってしまいます。

 
食べ過ぎ、飲み過ぎの症状は、初めは胃痛や胃もたれなど消化器官の症状として現れますが、

続けていくと肝臓にダメージを与え、体内のエネルギー代謝に影響が生じていくわけですね。

解毒作用

肝臓のもう一つの大きな働きは、体内の有害物質を排除することです。

これらは血液を介して肝臓に運ばれてきます。

そこで毒性の低い物質に変え、体外へ排出しやすいようにしてくれます。

これを「解毒」といいます。

 
解毒の作用として代表的なものに、アンモニアの尿素への変換があげられます。

アンモニアは毒性の高い物質なのですが、

タンパク質を代謝する過程で必ず発生する物質でもあります。

肝臓は発生したアンモニアを「オルニチン回路」と呼ばれる化学反応によって

毒性の低い“尿素”に変え、尿として体外へ排出できるようにするわけです。

 
アンモニアは体内で発生する有害物質ですが、

直接的に有害物質を摂取している場合もあります。

例えば、薬として服用した化学物質の残りや、

食品中の添加物、細菌やウイルスの産生物質などで、これらも同様に解毒されます。

しかし、肝機能が低下しているとこれらの有害物質が体内に残り、

各器官でエネルギー代謝などの化学反応を阻害したり、

蓄積して害を及ぼしたりすることになります。

 
なお、アンモニアにはそれ自体が疲労物質になっているという報告もあります。

肝臓が万全でないとアンモニアが増加し、

直接的に疲労を感じさせている可能性もあるわけですね。

神経や脳への影響

肝臓は脳と神経細胞をつなぐ「神経伝達物質」の合成にも関わっています。

例えば“ノルアドレナリン”や“ドーパミン”なども、

肝臓で必須アミノ酸であるフェニルアラニンをチロシンに変換しなければ合成できません。

これらの物質には気分の落ち込みや無気力を緩和し、精神を高揚させる働きがあるので、

「疲れ」を感じにくくしてくれる効果があります。

 
肝臓の機能低下が精神に影響するのは意外かもしれません。

ですが、肝臓の疾患や機能低下により

“副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)”の分泌が低下して、

疲労感に影響するという報告もあります。

肉体的疲労だけでなく精神的疲労にも関与している可能性があるわけですね。

 

肝機能を改善するには!?

では、どうすればこのような「疲れ」を改善することができるのでしょうか。

それには、肝臓の疲れをとる…すなわち、肝臓に負担をかけず、回復を促すことが一番です。

肝臓は500以上の働きをこなす多忙な臓器です。

しかし、仕事の数が多いことは負担も大きい反面、

サポートできるポイントも多いということです。

まずは次の点に気をつけて、肝臓のケアに取り組んでみましょう。

正しい食生活を送る

肝臓は栄養素の代謝を行っていますから、

食事の内容や摂り方を改善するだけでも負担を軽減することができます。

疲れているならアルコールは厳禁。

食べ過ぎもNGですが、早食いも急激に血糖値を上昇させるので、肝臓の負担になります。

就寝前に食事をすると、睡眠中にも肝臓を働かせることになるので極力避けましょう。

肝臓の疲れを感じているときは、

夕食を早めにとるか抜いてしまう方が良いと言われるほどです。

 
また、栄養バランスも重要です。

脂肪肝の原因になりやすい糖質(ご飯、パン、麺類など)の摂り過ぎには注意しましょう。

食物繊維を摂ると、糖質や脂質の吸収を抑え、排出しやすくしてくれます。

そして、糖質を減らす代わりにタンパク質を積極的に摂るようにしましょう。

肝臓の再生や機能をサポートしてくれます。

鶏のササミや魚、豆類などは脂質が少なく、

アミノ酸バランスに優れたタンパク質を含むので、おすすめですよ。

 
同時に、食品に含まれる添加物にも注意しましょう。

加工度が高い食品やジャンクフードには保存料などの添加物が多く含まれ、

肝臓での解毒の対象となります。

健康な肝臓なら問題ありませんが、疲れを感じているときは少なめにしておきましょう。

市販薬も同様です。

自己判断で市販薬に頼り、飲み続けるのは良くありません。

体調が悪いのであれば、医療機関を受診して適切な薬を処方してもらいましょう。

適度な運動をする

肝臓はたくさんの化学反応を行うため、酸素や物質の消費が激しい臓器です。

そのため、それを運んでくる大量の血液を必要としています。

体内の血液循環を良くするには、運動が最適です。

ハードな運動をたまにするのではなく、軽い運動を毎日行う方が肝臓には適しています。

わざわざ時間を作って運動しに行く必要もありません。

通勤の途中、一駅手前で降りて歩く距離を長くする、いつもより速足で歩く、

階段を利用する…など、日常生活の中に取り入れていくと無理なく続けられますよ。

十分な休息と睡眠をとる

できれば食後は体を横たえて、15分ほど休むのが効果的です。

横になることで、肝臓への血流量は数十%も増すことがわかっているんですよ。

たっぷりと新鮮な血液を送り込んであげれば、食後の代謝をサポートすることができますね。

 
また、どんなに忙しくても疲れているときは睡眠を心がけるようにしましょう。

睡眠は体と脳のメンテナンスの時間です。

肝臓を含めた内臓器官は休むことなく働いていますが、

睡眠中はエネルギーの消費が抑えられるため、代謝活動も最小限で済みます。

この観点から言うと、睡眠前に食事をすると多くの内臓を働かせることになるので逆効果です。

夕食は早めに済ませて、肝臓が休めるような状況を作ってから寝ると良いでしょう。

 
体のメンテナンスが行われる時間は午後10時~午前2時が中心と言われています。

また、東洋医学の「経絡養生時計」によると、

肝臓は午前1時~3時が最も回復する時間とされています。

ですから、同じ6時間の睡眠を取るのだとしたら、深夜1時に寝て朝7時に起きるよりも、

夜10時に寝て朝4時に起きる方が肝臓には良いというわけです。

やらなければならないことがあっても深夜まで作業するのではなく、

早起きしてやるように生活スタイルを変えると良いですね。

ストレスを軽減する

複雑な社会の中で、避けることができない「ストレス」。

ストレスは活性酸素を増やし、肝臓などの細胞を傷つけることは触れましたが、

そのほかにも悪影響を及ぼすことがわかっています。

 
人は強いストレスを受けると自律神経が乱れ、

その1つである「交感神経」の働きを活発にしてしまいます。

交感神経が活発になると、

それと拮抗的に働くもう一つの自律神経「副交感神経」の働きが弱まってしまうのですが、

これが肝臓の働きをコントロールしているため、肝機能も低下してしまうのです。

また、交感神経は体を緊張状態にする方向に作用するため、

血管が圧迫され、内臓への血流量を低下させてしまいます。

こうなると、いくら体を休めているつもりでも十分な血液が供給されないため、

肝臓の機能を妨げてしまいます。

さらに、眠りが浅くなったり睡眠不足を引き起こしたりし、

内臓のメンテナンスも十分に行えなくなってしまいます。

ですから、ストレスをできるだけ軽減させることは肝臓のケアにもつながります。

入浴や軽い運動、趣味に打ち込むなど、

自分なりのリフレッシュ方法でストレスを解消していきましょう。

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